将来なりたかったこと
帰省した際に、小中時代の友人との面会での話で、他の友人たちの近況をいろいろと聞いたが、そんな中、「牧やんが自転車屋の店をやってるよ」と教えてくれた。牧田君(仮名)の小学校時分のニックネームは「牧やん」だった。
当時から牧やんは無類の自転車好きで、仲間内での自転車ブームの際にはその中心的人物だった。小学生ながら、自分の自転車を組み上げたり、改造などを手掛け、周りの友人たちにも多大な影響を与えた。もちろん私もその影響を受けた者の一人だった。どこまで本気か分からないが、「将来、自転車屋をやりたい」といったことを聞いた覚えがある。
早速自宅に戻って、彼の名前をインターネットで検索したところ、彼が営業している自転車店のサイトにたどり着いた。そのサイトのプロフィールによると、サラリーマン生活をしていたが、脱サラし、数年前に自転車屋を開業していた。彼の家が元々自転車屋であったわけではないのに、子供の頃の趣味を職業にしていたとはうらやましい限りである。他人事ながら、自分もちょっと嬉しい気分になった。早速、彼にメールを打ち、次回帰省した際には店を訪ねる旨を伝えた。輸入自転車なども手掛け、ちょっとこだわりのある店のようだ。
その後、次の帰省の際に、彼の店を実際に訪ねて、数十年ぶりの再会が果たせた。
タグ:職業
コメントを残す