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給食当番

 私達の頃は一クラスの定員が四五名であったため、実質的なクラスの人数は四〇人をちょっと超えたぐらいで推移していた。このため給食当番は四週に一度の割合でまわって来る感じだった。ところが最近は児童数が少なく、実質的なクラスの人数は三〇人前後だったりする。このため、三週に一度の割合で給食当番がまわってくる。

 人数が少ないなら、当番の人数を減らしてもよさそうだが、それぞれの役割が機能するにはやはり一〇人規模の構成が必要なのだろう。おかず、パン、牛乳、食器。それぞれの係りが最低二人ずつは必要だろうから。ちなみに食器係は食器だけを配るようなことはないので、教室に食器を運び込んだ後はパン、またはおかずの配膳を手伝うことになる。

 給食当番は白い上っ張りを着る。スモックのように後ろからかぶるような感じのものと、前でボタンを絞めるものと二タイプがあるようだ。ちなみに私の場合は前者であった。それに頭には帽子、または三角巾。マスクは自前ということになっているが、必ずしもつけていないケースが多かった。

 最近はパンとご飯の比率が六〇%対四〇%ぐらいで存在する。最近は米飯もかなり本格的である。かつての米飯と言うと、袋に入ったパックタイプだった。それがカレーライスといった形でも学期に数度しかなかった(カレーシチューは頻繁であったが)。もちろん、かつての同様の麺類はソフト麺。

 一週間使用した当番のエプロンと帽子は自宅に持ち帰り、洗濯&アイロンがけをして月曜日に持って来るはずなのに、持ってくるのを忘れたり、ひどいのになると土曜日に自宅に持ち帰るのすら忘れていたりする輩がいる。

 席替えの結果、二週続けて給食当番という確率は、結構頻繁に起きていた。

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